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鼠径ヘルニアと私・その1

ある日、ふと、鼠径部(足の付け根から恥骨にかけてのあたり)にちいさなふくらみがあることに気付きました。手の親指の先ほどの大きさで、とてもやわらかく、痛くもかゆくもありません。手で押すと、スーッとどこかに消えてしまいます。で、何かの瞬間に「ぽこっ」と出てきます。

気になり始めたら、いてもたってもいられなくなるものですね。
ネットで調べてみると、明らかに「鼠径ヘルニア」だとわかりました。

しかもインターネット上を調べる限り、鼠径ヘルニアの治療は手術以外に見つからない。正直、ショックでした。

どうしても手術を避けたい私。まずは原因を探ることに。

信頼できる医療機関のサイトを次々と見ていくと、治療は「手術」オンリー、手術自体が進歩していて、日帰り手術が可能とのこと。でも、そもそもの原因については、大抵は「加齢による筋膜の劣化」というような説明が・・・。

鼠径ヘルニアというのは、穴が開いてしまったというよりは、もともとあった筋膜の隙間から臓器(たいていは腸)がはみだしてくる現象で、加齢あるいは何らかの事情で筋膜がゆるくなりすきまが大きくなってしまうらしい。しかも、靭帯と一緒で一度伸びてしまった靭帯は元には戻らないと。。。だから皆さん降参して手術をされるわけですよね。

う~ん、わたしももう既に中年だし、筋膜が老化してしまったんだろうか。

そういえば、数か月前に酷い便秘を起こして、排便時にかなりお腹に圧力がかかってしまったことを思い出した。ひどく後悔。。。

そして、大きな卵巣嚢腫も持っているからもともと骨盤内がひしめきあってしまっていることも関係しているかもしれないと考えられるかな・・・など、いろいろと悩むことまた数週間。

悩んでいる時間はない!ふくらみが硬くなり痛み出した

まだふくらみがやわらかく、それが出たり入ったりしている間は特に問題はないらしいですが、ふくらみが戻らなくなり、固くなって痛み出したら危険であると説明されています。それは陥頓(かんとん)といい、緊急手術となるそうです。飛び出した臓器に血液がまわらなくなり壊死したり、破裂したりするとあって怖くなりました。

しかし、それでも手術には抵抗がありました。

まずは結果の「原因」を取り除かなくては

これがモットーの私は、普通は手術で取り除くのが当たり前のチョコレート膿腫をかれこれ8年以上温存していたのです。

なぜなら、チョコレート膿腫の原因は子宮内膜症で、それが治らない事には手術をしても再発してしまうからです。最悪、手術をくりかえさなければなりません。

もちろん、原因である子宮内膜症が完治すれば手術も視野に入れていましたよ。でも、ここまできて、ヘルニアで体にメスを入れなければならないの??と正直動揺してしまいました。

他に方法はないんだろうか。いったい本当の原因はなんなんだろうか。
悩みつづけていました。

そうこうしているうちに、1つだけ、「鼠径ヘルニア体操」という療法を実施している整骨院のウェブサイトを見つけたのです。

こちらのサイトによると、体操療法でなんとかヘルニアを克服した方もおられるというのです。早速、体操療法を試したいところですが、この整骨院さん、困ったことに我が家から非常に遠いのです。どうしよう・・・
そして当たり前なのですが、このサイト上で体操療法の方法などは公開しておられません。うう知りたいよ~

とにかく、どこを鍛えれば良いのか、どうやって鍛えれば良いのか必死で調べました。

そして、インナーマッスルを鍛えることが重要らしいという意見が見つかり、他に、鼠径ヘルニアを克服した女性(20代)のブログを発見。
この女性のトレーニング方法を実践してみました。
あまり良い結果ではなかったので、詳しく書きませんが・・・(泣)

それから外出時は、ひっこめたふくらみが戻ってこないように、きつすぎない程度のガードルを購入して抑えてみました。

その結果・・・。

腹部インナーマッスルを鍛えるべく、毎日ストレッチをし、ガードルでヘルニアを抑えること1週間。良くなるどころか、やわらかかったふくらみが固くなってしまいました。そして、もどらなくなってしまったのです。しかも若干痛い!
これはもしや陥頓状態か??どうしよう。汗

青ざめて、夫に相談すると「すぐに、千葉の整体院さんに行ってこい!!」

でも・・・すぐに治るものではないから通う必要もあるし、2・3日滞在してといっても費用がかさむし・・・しかも絶対治るという保障はないのです。
手術費用はというと5万円くらい。完治がほぼ保障されている。

うーん、はたしてどちらを選ぶべきか・・・・
改めて悩んでしまうのでした。

〔つづく〕