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やる気スイッチ入れてみました

ある時、ストレス過剰状態の夫の疲れが取れず、とにかく集中力のなさが目立って心配な日々を送っていた時期がありました。からだが重くて重くてやる気がおきない。集中力がないので、段取りが悪くなり、忘れ物やミスが目立つ。そして、気を落とす。の悪循環。

休日の予定を断って1日中ごろごろしても、疲れとストレスが癒されず、途方に暮れていました。

そんなある日、とっても良い情報を見つけました。

日経新聞の記事(2017年2月)です。

「やる気が出ない」原因の脳内部位を特定

また、その特定の部位を活性化するためにできることを探してみたところ、「報酬(感情・欲望)系」の脳の部位を刺激するアクティビティをすることで、やる気を出すべく働かせる「思考系」の脳の部位が正常に働くようになるという情報が。

ということで、夫にとって「報酬」感じられるアクティビティを片っ端からやってみました。

音楽鑑賞。実は楽器を弾く彼なのですが、演奏をできる状態ではありませんでした。涙
の中(公園)で手作り弁当ランチ。
夜の散歩。(ストレスを感じたらすぐ)
などなど・・・

効果のほどですが、まだ2、3日のうちは何ともは言えない状態が続いていても、「散歩」と「音楽鑑賞」の効果ははっきり目に見えました。
休息も大切ですが、やみくもに眠ってばかりいるよりも、思い切って外に散歩に出かけるなり、気分転換に「音楽」を聞くと、表情がさっぱりしてくるのがわかるのです。

そして、「今度はコンサートに行こう」と言い出したんです。
この能動的な発言、やる気スイッチが入った証拠です。「なにもしたくない」から「○○をしよう」になったのです。ただただ、うれしかった・・・

これまで、「機能性高血糖」を疑って糖質制限をしたこともそれなりの効果は出ていたけれど、基本的に「仕事のやる気を起こす」という面でどうもいつも手こずっている様子が気になっていました。

実は、日頃から忘れ物や段取りの悪さが目立っていた夫、なんとなくADHDの特徴にも似ているその状態を改善できないものかと常々考えていました。

というのも、twitterでこんな投稿を見つけたからです。

やる気が起きないのは、決してだらしないからではないんだよ。理研によるとADHDは線状体と視床下部がほとんど機能していない。モチベーションがないという症状は、報酬系が上手く働かない事による脳神経の器質的理由と判明してる。その線状体に作用するのはコンサータだね。 (2ch— 発達障害者の背中を支える妹bot (@isam3lbot) 2017年6月22日

twitterより


器質的な問題なら、回復させることは難しいのだろうかという疑問が起こりました。
そして、コンサータという薬を調べてみるたら、やはり薬は副作用が怖い。

でもきっと他に何か良い方法があるはず!と思い調べ続け、見つけたのが、上記の日経新聞の記事でした。そして、もっとわかりやすい説明を、とある整体のサイトで見つけました。

何らかのストレスや病気、心配事、環境、生活、友人関係などでトラブルが起きると、一気にやる気がなくなることがあります。

大脳基底核線条体などは、快楽や依存などに深く関わっているため「やる気スイッチ」といわれているのです。

何らかの報酬がないと線条体は反応しません。よって、何らかの報酬を用意する必要があります。

やる気スイッチの存在とやる気の起こし方 | 総合医学情報 | 浜松の整体 あんしん堂

脳の特定部位:線条体を活性化することがポイントのようです。報酬によって。具体的にどういうことなのかというと・・・

ビジネスマンは、会話などでビジネスを進めるため、「思考系」とよばれる脳領域を多く使用します。しかし、この脳領域ばかり使用していると、「やる気が起こる」脳領域である前頭連合野の脳領域が弱体化します。

これを防ぐには、思考系の脳領域を休ませて「感情系」の脳領域を活動させることがポイントになります。


この説明、納得でした。うちの夫は現在四六時中「思考系」を使っていたのです。
仕事だけでなくプライベートでも。要は「思考系脳領域」を酷使し過ぎて「感情系脳領域」を弱体化させてしまっているようです。

では、具体的に何ができるかというと・・・

感情系の脳領域を活動させるには、自分が好きな趣味などの行動をおこなうことです。例えば、旅行やドライブ、スポーツ、映画鑑賞、散歩、音楽を聴くなどです。

自分が「心地良い」「楽しい」「嬉しい」と思うことを、日常生活に取り入れることにより、感情系の脳領域を活性化させることが可能になります。これらの行動は、快楽や快感などにつながります。

うちの夫は森が大好き。音楽大好き。それなのに、やることが多すぎてちょっとした趣味の時間を取らなかったんです。

でも、「報酬」つまり嬉しいご褒美のようなことをすると、次のような連鎖が起こるそうです。

報酬系活動

ドーパミン分泌:「幸福ホルモン」「やる気ホルモン」

ドーパミンが、前頭連合野に働きかけて集中力や思考力を向上させる

どんどんやる気が起こる。

こまめな報酬系気分転換で、負のスパイラルを脱却できるかもしれません。早速、音楽を聞いたり、夜の散歩にでかけました!

でも、散歩でコンビニに立ち寄って「アイス」を食べてしまった(汗
これはいけません。逆に恐ろしく気分が落ちてしまった。やはり、糖は怖いです。。

ただ、朝の表情は心なし明るい様な。

「楽しい」「嬉しい」「心地良い」ことをするって本当に大事!引き続き、砂糖を避け、良質なミネラルを摂り、報酬系活動をしなければ!

その他、やる気ポーズ(ガッツポーズなど)をするっていう面白いアドバイスも。ぜひ、やってみると意外や意外、けっこう効くのです・・・笑

【追記】週末の活動後。

ストレスを感じながらも、一週間の仕事を終えた夫。週末に面白い出来事がありました。

その日、前々から予定された私達の住んでいる集合住宅の「大掃除」が行われ、夫婦二人参加したのです。意外なほど参加者が少なく、二人で参加したのもうちだけで、ご近所さんからとっても喜ばれ、ほめられ・・・・とっても役に立てたようで私もとっても嬉しく感じました。

その後、疲れて爆睡していたわけですが、なんと夫がお昼ご飯を作ってくれたではありませんか。しかも「買い物に行ってきてあげようか?」とまで。夜もとてもおだやかな状態でした。

そして、月曜日。出勤前の様子が素晴らしいのです。明るい!

「行ってきまーす!」と出かけていきました。←ま、普通のことなんですが、普通のことが本当にほっとするんですよ。。。涙。

なんでだろ??どうしてこんなに調子が良いのかしら?っと少し振り返ってみました。

前日の「大掃除」。結構ハードでしたが、体も程よく動かして汗をかき、住宅内もスッキリきれいに。おまけに、皆さんに感謝していただいて、きっとすごく「満足感」があったと思うのです。「報酬」が与えられたわけですね。

そういえば、職場では仕事は山積みでこなしてもこなしても終わらず、その上、感謝されることは少ない。心無い一言が問題になっている上司の存在も。

私も、日々小さな事に彼に心から「ありがとう」って言ってあげられると、とっても良い効果があるかも。。。とちょっと反省したのでした。