低血糖が精神に与える影響について
夫の体調不良や気分の低下がきっかけで知った「機能性低血糖症」。
本当に様々な病気・生活習慣病・不定愁訴と関係していることがわかり、いろいろ情報集めをして良かったなと感じています。
「機能性低血糖症」についてのわかりやすい説明を見つけたので、わたしなりにまとめて記録しておこうと思いました。
◆機能性低血糖症とは?
一言で言うと「血糖調節異常」のことで、血糖値が調節されず血糖の乱高下がたびたび起こります。それにより、インスリンなどのホルモンの過剰分泌がおこり、膵臓が疲弊します。
「代謝機能の異常」の結果ともいえるそうです。まだまだ研究段階であり、お医者様も把握しておられない場合が多いというのが驚きです。
◆機能性低血糖症になるとどうなるのか
これにより、精神に異常を来したり、癌・糖尿病・高血圧症・花粉症などのさまざまな生活習慣病を発症すると考えられています。
【精神異常を来たすプロセス】
1. ブドウ糖の急激な低下。(ブドウ糖は脳の唯一の栄養源)
2. 大脳新皮質(理性を司っている)が機能しなくなる。
3. 症状が現れる。
・判断力の低下。
・衝動的・突発的な行動をする。
・理性的でなくなる。
4. 体が防御態勢になる。
5. 血糖上昇物質分泌⇒大脳辺縁系を刺激する。
・糖質コルチコイド
・アドレナリン ⇒ 怒り・敵意・暴力
・ノルアドレナリン ⇒ 恐怖・自殺観念・脅迫観念・不安感
6. 自律神経に作用する。
・血管収縮 ⇒ 頭の締め付け感・手足の冷え・不整脈・視野異常
以上、簡単にまとめてみました。
この情報には本当に助けられました。
我が家では特にこの「精神」に来たす影響大きかったので「うつ病」なのではないかととても心配していたからです。
朝気持ちよく目覚めて「これから遊ぶぞー!」といっていた夫が、トーストを1枚食べたかと思うと顔色がみるみる変わり、「今日は人に会いたくない」といってベッドに潜りこんでしまうほど。元気いっぱいに仕事に出かけても、家に帰るなり「体を動かすのがやっとだった」というんです。本当に心配でした。原因がわからないのが一番不安です。
でも、気分の低下の原因の一つに、食べ物による血糖値の問題があることがわかったので、我が家では「小麦粉製品」や添加物、特に「ぶどう糖果糖液糖(異性化糖)」を避けるようにしました。まずは期間限定で2か月間、完全に炭水化物断ちもしました。
すると、夫の異常な体のだるさうそのように改善。
あま~いモチモチの白ご飯や、コンビニやスーパーで売られている安価なふわふわ食パンが異常なだるさと気分の急降下を招いていることが、体ではっきりわかったので、考えるだけで怖くなります。
3か月目からは、引き続き糖質を控えつつ炭水化物は玄米のみにし、食べ順(野菜→肉・魚→炭水化物)を実行。しばらく朝食はバターコーヒーのみにしていました。
おやつも小麦粉や砂糖を使用したものを極力さけ、どうしても食べたいときは、品種改良されていない小麦であるスペルト小麦で手作りしました。あとは、ナッツやチーズがおやつでした。
これを2年ほど続けていたところ、友人をたずねた時に出されたケーキなどちょっとくらい食べても症状が出ないことに気づきました。
おまけに、花粉症や他のアレルギーも治っていることに気づき嬉しい副作用でした。
きっと、インスリンを含むホルモン分泌が正常になった証拠かもしれません。
※夫は、かかりつけの病院で血液検査し、数値でも血糖値の状態をチェックしています。
今では、お米も低糖質の「ササニシキ」を白米で食べていて問題もなく、糖質を摂りすぎたと思ったら次の食事で調節したりしてコントロールできるようになりました。
時々、以前煩った「慢性疲労症候群」のような症状が出た場合は、ちょっと炭水化物の接種をやめてみると、すぐに回復します。
ほっと一安心です。
こうして見ると、今の世の中は「糖質だらけ」だということに気づかされます。スーパーに行っても手っ取り早いインスタント食品や冷凍食品が並んでいます。パスタやピザ、おにぎりやサンドイッチ、菓子パン。お惣菜も小麦粉や片栗粉をまぶした揚げ物ばかり。じゃあ、酵素も摂れるお漬物やキムチは?と思うと、「ぶどう糖果糖液糖」が添加されたものばかり!健康のことを考えたら、買えるものは本当に僅か(汗)。
結果、食事も本当にシンプルになりました。シンプルイズベスト!です。