Life Tips

Tips for a healthy and chic lifestyle.

思考パターンが体に与える影響について

自分が子宮内膜症持ちだったので、暇さえあれば女性特有の病気を自然な方法で改善する方法を探していました。

そんなある日、感情的に傷ついている人の思考パターンが体に影響を与える可能性についての臨床検査をまとめた本を見つけたんです。深刻な病気から原因不明の体調不調などあらゆるタイプの病気が、「アファメーション」により改善されるという内容です。

アファメーション」とは、簡単に言うと、「言葉」が脳に与える影響を利用したアプローチで、最近の脳科学の進歩によって科学的に裏付けられています。

今回私が読んだのは、世界的に有名なヒーラーのルイーズ・ヘイのアファメーションを、医師であり科学者でもあるモナ・リザ・シュルツが臨床研究によって科学的に裏付けたものです。

彼女たちの共同執筆した著書を読むと、思考と健康の関連性、思考パターンと病気の相関関係が良く理解できます。

また、健康維持には生活全般の見直しと共に、感情(思考)コントロールが重要であり不可欠なポイントであること、その上で、信頼できる治療を受けるときに十分な効果を期待できるということも理解できます。

これらの事を発見したルイーズには医学的バッググラウンドはなく、いわゆるスピリチュアル系ヒーラーです。そのルイーズ自身の波乱万丈な経験に基づいた考えと直感で導き出した理論を、若かりし頃のモナ・リザ・シュルツが実体験し、素敵な事に、それを科学的に裏付けるため医学部へ進学したとのこと。

彼女は、研究によって、脳と体の病気の、感情的な面をあきらかにしました。それから、思考にアプローチするアファメーションを世に送り出しました。

私はこれまで、アファメーションというと、なんだかオカルト的と感じていたのですが、彼女の執筆した本を読んで、すっかり偏見がなくなりました。

すべては「脳」の仕組みを理解した上で、考えられた文章です。
改めて、人間の心と体の調和の素晴らしさに感動しました。このルイーズとモナ・リザの理論は、多くの人に希望と勇気を与えてくれる実際的な理論なので、簡単にまとめておこうと思います

【ルイーズの発見】

身体的不調と病気には、下のリストにあるような原因が考えられますが、

・遺伝
・環境
・ダイエット

これらに加えて、「感情」からの影響を受けることを発見。
※感情とは、恐れや怒り・悲しみや愛や喜びなどのことです。

例を挙げると・・・

1)怒り⇒ 筋肉や血管が収縮し、高血圧をもたらす。血液循環を阻害する。

2)喜びや愛は良い結果をもたらすので、欠如すると、
  ⇒心臓発作などの心疾患をもたらす。

モナ・リザ・シュルツの臨床研究で分かったこと】

特定の「思考パターン」が「感情」に反応 する。
次に、ある種の化学物質を分泌し、体に影響を与える。
そして、どの「感情」で満たされたのか、どんな状況に置かれたかで、身体のどの部分にどのように影響が出るかが異なる。

例えば・・・

例)「恐れ」を抱き続けるとどうなるか。
  ① 継続的にストレスホルモン(特にコルチゾール)が分泌。
  ↓
  ② 科学物質がドミノ的に連鎖反応を起こす。
  ↓
  ③ 心臓病・体重増加・うつ病が発症。

この研究の結果、病気が起こる前には、必ず特定の感情を抱いているということがはっきりしました。そして、彼女たちが注目したのは、私たちの自分や人の感情を直観的に感じる能力です。

まず、私達には五感があります。( 視覚 ・ 聴覚 ・ 触覚 ・ 嗅覚 ・ 味覚 )
それは、感情を呼び起こす感覚です。

それにプラスして、「直観的感覚」というものがあります。
それは、透視力(千里眼) ・ 超聴覚 ・ 超触覚 ・ 超臭覚 ・ 超味覚 です。

良く考えてみると、情報が十分にない状況でも直感でわかることって時々あります。仲の良い友達や家族が危機的な状況にある時、なんだか「いやな気持ちに襲われ」たり、何かを直観的に感じることがあります。他にも、なぜだかわからないけど「胡散臭さを感じる」なんてこともあります。

このような「直観力」を研ぎ澄ませることで、病気になる前触れをキャッチしたり、病気になってしまった場合は原因となった「感情」を探って、それにアプローチできるそうです。

もちろん、生活習慣の見直しや医療の大切さをモナ・リザも訴えています。バランスですよね。

さて、ここからは、具体的なメソッドに入ります。

【4つのアプローチ】

①感情ノート(日記)をつける。
 日々の暮らしの中で、自分の感情や他の人の感情などに良く意識することが大切みたいです。

②感情にどのような思考が伴っているかを理解する。
 特定の思考パターン(固定観念)に注目します。
 例えば、「わたしはいつもだめだ」という自己否定のパターンなど・・・

③苦痛の症状と、場所を見つける。
 実際の身体の症状や部位はどこか。

④症状の背後にある、直観的・感情的思考パターンの意味を考える。
 その際、実際の食生活・環境・遺伝・外傷なども原因として考慮する。
 例えば、親がいつも争っていたとか、過去に大失恋したとか・・・
 そして、その時の感情はどんなものだったか「うらぎられた」「否定された」など。

そして、ここからが興味深い。

特定の感情の傾向と対応する体の部位

★身体の7つの警告灯※詳しい症状は割愛
「警告灯」=「感情センター」と、表現されています。

① 安心・安全感 = 骨・関節・血液・免疫系・皮膚
  常に安心感が持てない状態だと、アレルギー体質を生み出す可能性が高い。

② 愛・お金 = 膀胱・生殖器・腰・臀部
  家庭内にいつも経済的な問題があったり、失恋の経験など。

③ 自意識・他の人々への責任 = 消化器系・体重・副腎・膵臓嗜癖
  他の人との関係でバランスが持てないタイプは要注意のようです。

④ 自分と他人への優しさのバランス = 心臓・肺・乳房
  人ばかり優先して、自分を犠牲にする傾向など。

⑤ 意思疎通のバランス = 口(歯・顎・歯茎)・首・甲状腺
  頑固で人の意見を聞き入れないタイプは首が凝りやすいそうですよ~

⑥ 物の見方 = 脳・眼・耳
  ※物質世界と精神世界の両方からの情報を受け取り、どう活用するか。
  最近、多くなってきている発達障害に触れています。

⑦ 特殊ケース:①~⑥のすべての感情センターがかかわっている場合。
 ⇒ 慢性病・変性疾患・命にかかわる病(癌など)
  絶望感や恐怖感、自分に対する無力感。
 人生の目的や神などの偉大な存在とのつながりを失っている状態。

アファメーションの有効性】

基本的に、彼女たちの提唱するアファメーションは、ネガティブ思考からポジティブ思考へと導くものです。命にかかわる病でさえ、人生を愛と喜びに満ちたものにすることで、感情をしずめナチュラルキラー細胞を活性化し、症状を起こす炎症性メディエーターは減少するので、治癒の可能性は十分あるわけです。

アファメーションポジティブ(肯定的)な断言は、自分の耳に入り脳に取り入れられ、ネガティブ思考からポジティブ思考へと感情のスイッチを切り替えます。これは脳科学的に認められた手法であり、それは病気を防ぎ、症状を癒すと考えると驚きです。まさに『病は気から』を専門的に裏付けているわけですね。
そして「祈り」の効果をも証明するものだと言えそうです。

モナ・リザの膨大なケーススタディを読んでいると、どんな病気であっても、良い方向へ変化させることができるという希望が見えてきます。
愛や喜び・感謝などで心をいっぱいにしていたいものです。