Life Tips

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生き方と病気の関係

2017年7月2日、PRESIDENT onlineで、とても興味深い記事がありました。
「自分の人生を生きていないとき」人は病気になる。というタイトルです。
「言葉で病気を消す」がサブタイトル。

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この記事、メンタルトレーナーの梯谷幸司さんという方のお話ですが、一見不思議なようでいてすごく納得できる内容です。

心の中にあるのとは違う人生を生きている時に病気になるということです。
言い方がちょっときついですが「うそのある人生」が、自分の内面をくるわせ、次第に体を蝕んでいくということなのではないかなと思います。

梯谷さんご自身が肺炎で入院した時の、お見舞いに来たコーチングの上司との会話がわかりやすいです。

開口一番、「君は何を言っていないんだい」と聞かれました。突然で面食らいましたが、「休みをください」と返しました。すると、上司は「人は、口で言えばいいことを、体で表現する。次回からは体でなく口でそれを言いなさい」とだけ言って帰っていきました。その後、私のマイコプラズマ肺炎は医師の予測よりずっと早く治りました。PRESIDENT online より

これって、なんだか、小さな子供が「学校に行きたくない」という気持ちを隠してはいても、「おなかが痛くなる」というのと似てます。

おなかが痛いくらいなら良いですが、肺炎もそうですがもっと深刻な病気に繋がると考えると、真剣に考えたくなりますね。

その後、コーチングの経験を重ねていく過程で気づいたというポイントも興味深いです。

これまでに、乳がん、子宮がん、大腸がん、認知症パーキンソン病不妊症、学習障害など、さまざまな悩みを抱える人々に会ってきましたが、彼らに共通していることがあることに気づきました。「誰かに何か言っていないことがある」「許せない人がいる」「受け身的な解釈をする」「原因を外に求める」などです。PRESIDENT online


もちろん、言えないことや、我慢しないとって思うことってたくさんあります。
でもあまりにも、他人本位の価値観にしばられた人生を送っていると、病気になっちゃうんですね・・・・汗。

でもこれ、内心何を思っているかが問題なのではなくて、それを「言葉でちゃんと表現しているか」が問題のようです。


普通、病気、特に慢性的な疾患についてはその原因を生活習慣などに求めるのが一般的ですが、この方は、その人の潜在意識を探るとのこと。
しかも、こんな風に断言しています。

「病気の裏側には必ず、誰かに何か言いたいことが言えていないなど、周囲の人間関係の問題があります。」PRESIDENT online

記事中では、認知症の方に「一体何のために認知症になっているのですか」と問いただすと、必ず何らかの理由が返答となって返ってくるというのが興味深い。たいていは家族への不満とか隠し事があるようで。
癌のような深刻な病気の場合でも同じようにカウンセリングをして、必ず「不安や不満」という形で帰ってくるというからすごいことです。
どうやらなかなか口に出せないことを、体が表現しているのが病気なのだということが見えてきます。

次に大切なのは、意識の「フィルター」を外すこと。

「男は○○だ」「日本人は○○だ」などの固定観念もフィルターのひとつです。「○○でなければならない」「○○しなければならない」という思い込みもそうです。また、原因を他人に見出すか、自分に見出すかもフィルターのひとつです。PRESIDENT online

これ、自分もやってるな~。
このようなフィルターが自分の意識のエネルギーに影響を与えているとのことなので、真剣に考える価値があると思います。
アメリカの精神科医、デヴィッド・R・ホーキンズ博士による意識レベル(感情レベル)の表がこれ。癌になる人は、16の「罪悪感」を持っており、自殺する人は17の「恥」を持っているそうです。

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もし10以下ならば、感情レベルを上げて9以上にもっていくようにとアドバイスされてますが、それがカウンセリングの力によるのでしょう。
でも、良く理解したうえで、家族に接することもできるかなと思いました。
必要とあれば、怒らせたりするそうです。
呼び水を差してあげて、怒りを吐き出させてあげると考えればできなくもないかもしれません。

最後に出来ること= 不完了・未消化の感情を解決する。
どうやってかといいますと、梯谷さんの言葉を借りるとこうなります。

「絶対に許せない」を「許す」に変える決意をすることが非常に重要な一歩となります。病気と決別したいのであれば、ここで「許す」と決心できるかどうかが、ひとつの鍵となります。PRESIDENT online

この前に「気持ちを表現する」ことが大前提ですが、この「許す」が大切なんですね。
言葉を変えると、自分から「病気をやめる」というわけです。

わたしも、人付き合いが多いせいか、知らず知らずのうちに「言葉にできなかったこと」が溜まっていくのは常々感じます。
特に、いいことは口にしやすくても、「NO」とか「いや」とか言葉にしにくいことは思わず飲み込んでしまうし、それだけではなく無理やり笑顔を作っていたり。。。これが小さなことですけれど、病気へ一歩近づいているのかもしれないと思うと、やめなきゃ!って思います。

気分転換とか、アロマテラピーとか、クレイバスでリフレッシュ・・・なんて言っていますが、それより「言えないこと」をためないことのほうが重要な気がしてきたのは私だけでしょうか・・・(^-^;