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子宮内膜症と私・だから手術したくないのです

2020年3月18日(水)の朝日新聞デジタルで、他人事ではないニュースを見つけました。
わたしと同じ、子宮内膜症で悩む40代の女性の記事です。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: naimakusyo.gif

10代から内膜症を患って、20代半ばで最初の大きくなったチョコレート嚢腫を切除する手術。その後通院と手術を繰り返し、30代半ばのある日卵巣に見られた子宮内膜の転移が腸や肺にも見つかり、最後には子宮摘出までせまられるという過酷な現実。

胸がつまるような思いで読みました。

私の場合、子宮内膜症とそれによってできたチョコレート嚢胞(卵巣腫瘍)が見つかったのは30代後半。(それまでも、病院に行かずにひどい生理痛に耐えていたわけですが)
幸い、自分が大人であったこと、医療に詳しい友人がいたことのおかげで、東洋医学の側面からセカンドオピニオンを考える選択肢が与えられました。
そのきっかけがなければ、手術をしないという選択肢、はたまたホルモン投与を避けるという選択肢、「子宮内膜症は完治しない」という考えは東洋医学にはないという事実も知らずにいたかもしれない・・・・。

そう思うと、この記事の女性やこの病気で苦しむ非常に多くの世の中の女性たちに「治療の選択肢」と「この病気の原因」を知るためのチャンスを与えてほしいと切に願ってしまいました。

記事中にはこんな一文があります。

手術を受けるため、10日間ほど会社を休んだ。上司は心配し、もっとゆっくりしてもいいと言ってくれたが、有給休暇も残り少なかった。思えば、就職してから、婦人科への定期的な通院と手術で有休はいつも消えてきた。朝日新聞デジタル「「子宮に未練ない」 内膜症で何度も手術、有休も消えた」より

子宮内膜症は治ることはありません。長くつきあわなければなりません。」
「手術しても再発する。」
病院でそう言われたのを思い出します。
繰り返される手術に、人生の大半を振り回され気持ちの落ち込みと闘った女性の経験談を読んだこともありました。
そしてこの女性の記事を読んで、現実に引き戻されショックでした。

自分は、「手術をしない」という選択をし、漢方治療や食事療法・整体・運動療法などありとあらゆる手段を試しましたが、あっという間に10年がたち、子宮内膜症を完治させることもできた経験があります。

もちろん、この病気にはそれなりの原因があって、油断すると体調が後戻りすることもあります。でも、そうしたらどのように自分で対処すれば良いのかが分かっています。

今はインターネットの時代で情報も沢山あります。西洋医学だけではなく、いろいろな代替療法をこころみている治療院もあります。
検査をして下さる先生方にも感謝していますが、「治療方法は一つだけではない」という自分自身の考えを持つことが、大切だと思います。
自分の視野が広がるだけで、情報の入って来方が違うのです。
わたしの場合、当時の知り合いだったたった一人の「東洋医学の先生に一度見てもらうといいよ」という一言、これが私の視野をぐっと広くするきっかけになりました。

このニュースで取り上げられた女性は、子宮内膜症と診断されたのが10代の幼い時です。
病院の先生の指示にしたがうより他考えられなかったと思います。もしわたしが彼女の立場だったら同じようにしたでしょう。

病気の事を人に話すのは、気が引けます。
でも、軽く話してみることをわたしはおすすめします。
それは、どこに、どんな情報を持った人がいるかわからないから。
おせっかいな人もいるので、余計なストレスは作りたくないのもありますが、情報を得ることはそれ以上に大切というのが、わたしの今の考え方です。

こんな個人的なことをブログに書いているのも、「苦しんでいる方に読んでもらいたい」そんな気持ちが強いからなんでしょうね。

とにかくお伝えしたいのは、
子宮内膜症とその症状は絶対に治らない病気ではなく、原因によっては大幅に改善できる可能性がある」
というのが、わたしの体験から言える一つの確かな事実だということです。